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パリで知った世界の安全基準

"15年ほど前になりますか。大学の卒業旅行で友人と初めての海外旅行としてフランス・パリに行きました。
旅行会社のツアーだったため、深夜にシャルル・ド・ゴール空港に着いた時、市内のホテルまで送迎のバスがありました。そのバスが渋滞が原因で少々遅れているという説明があり、ツアー客十数人、そして添乗員さんと空港の片隅で時間をつぶしていました。
その時、遠くの方でドォオン……となにか大きな物がぶつかるような音が。
どこかで交通事故でもあったのだろうかと友達と顔を見合わせていると、添乗員さんは慣れた様子で「ああ」と私たちの方を見やり、「今の音ですか?」と尋ねてきます。
「あれね、所有者不明の荷物が見つかったので、爆破した音なんですよ」
「爆破!?」
驚く私たちに、さらりとした表情の添乗員さん。
「不審な荷物があったときにね、爆発物だったりしたら大変でしょう。なので規定の時間分所有者を捜して、見つからなかったら囲いでガードして爆破させるんです」
9.11のテロの前の出来事ですが、その頃でも世界の基準はそういう風だったんですよね。
平和な日本に慣れている自分たちを再認識した出来事でした。"